えんぴつで

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別荘が欲しいな。
そんなに大きくなくていいんだけど。
高原がいいな。
将来は永住できるような、適度に拓けてる感じでさ。
道路に面して、ちょっとお店的なスペースもあったりしてさ。
そんなに広くなくていいんだけど。
ギャラリーとして使えたり、
手作りのポストカードとか置いて、ちょっとした画材とか文房具とか置いて
綺麗な長テーブルと、座り心地の良い椅子で
訪れた人が、ポストカードを自宅に、誰かに送ったり出来るようにしたりして。
これは、かなり余裕ができてからかな。
とりあえず、今はちょっとした休みにくつろげて、
植物とか野鳥とか観察しながらスケッチしてのんびり過ごせるようなところがいいな。
…そんなこと言ってる前に、とりあえず、働け。
どーして、ただ生きてるだけでもお金がかかるのかな。
浪費ばかりの役立たず、だ。
京極夏彦著『覘き小平次』(角川文庫)を読んだ。
主人公が主人公なだけに(主人公小平次だよね?とおもうくらい儚いというか、うすぼんやりというか、目立たないというか、つかみどころがないというか…)陰気な本である。
私はとても「感情移入」とは違うな、そう、「本の世界に入り込んでしまう」ので、この本はいけない。陰気で殺伐としてなんとも暗い。これではまずい、もっと上を向けるような本を読まなくては…。
でも、ま、読んでしまったものはしょうがない。
話は『巷説~』シリーズ、なんだろうな。だけど、これまでになく入り組んでいて複雑。
「仕掛け」が、ではなく、人物相関が。仕掛け自体は『巷説~』シリーズを読んでいれば、だいたい冊子が、違う察しがつく(そういえば『後巷説百物語』買ったときに冊子がついてたな。いや、あれは折込か。人物とか事件の相関図の)。
人物関係が、やれ恩人だ仇だ兄弟だ間男だなんだかんだ…。
それだけに、謎解き的要素があって途中で止められなくなる。年表と人物相関図を作りたくなる漢字、じゃなくて感じ。(あ、漢字といえば京極氏の本は漢字がいっぱい。ふりがないっぱい。つまりふりがながないとなかなか現代では使わないような漢字が出てくる。例えば「いやだ」という漢字にこれだけ種類があるのかと思ったりする。)
話は変わるが森博嗣著『スカイ・クロラ』(中公文庫)シリーズ。
先日といってもだいぶ先日文庫の5冊目『クレィドゥ・ザ・スカイ』が出た(確か)。コレ以前の4冊の装丁は一色で、小さくタイトルと著者名があるくらいのすっごいシンプルで「綺麗」な本で、とても気に入っていたのに(家の本棚に余裕があれば、平置きしたいくらい。)映画化(アニメ)ということなのか、装丁が一新されていた…。
ハードカバーの装丁もとても綺麗。空。こっちのが平置き向きだ。作者はシンプルな表紙が好きなのだそうだ。透明なカバーがかかっているが、それはいわゆる「帯」なんだとか。本当はそういう「帯」もつけたくないとか、読んだことがある。そう、本につく「帯」って反エコじゃないか?と思ったりする、今日この頃。
文庫の話に戻るが、どうやら、初版は、なのか分からないけど、シンプルな装丁のものも出ている(いた?)らしい。
だがしかし、近くの本屋さんに置いてあったのは、すべてアニメイラストが表紙だった気がする。(いや、映画化原作本なのに、まずこのシリーズ置いてある本屋さんがあまりないっていうのもどういうこと?ウチの近くって…)
探さなければ。
またまた、話は変わって長嶋有著『ジャージの二人』(集英社文庫)。
ちょっと前、『サイドカーに犬』が映画化されていたが、この『ジャージの二人』も映画化されるそうだ!!知らなかった!しかも主演は堺雅人。
長嶋有サンの作品は、ホラー、ミステリ好きの私にしては珍しくそのどちらでもない。でも好き。しかもこの『ジャージの二人』は特に好きかもしれない。(といってもまだこの著者の文庫2冊しか持っていないのだけど)
映画、気になる気になる気になる。
あれよあれよという間に
7月になっている…。
光陰矢のごとし
…って使う場面が違う気がする。
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