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『パコと魔法の絵本』

監督:中島 哲也

主演:役所 広司

本当に、最近邦画づいてるなあ。邦画をこんなに観るのはイヌイカ的には珍しい…。

しかも、今回はひさっしぶりに映画館での鑑賞。誘ってくれた友人に感謝。

 物語は、一人の紳士がとある館に訪ねてくるところから始まる。そこに眠る一冊の絵本と遺影…。その遺影に写る人物について紳士が語りだす。

 遺影の主はオオヌキという偏屈じいさん。一人で苦労して苦労して会社を大きくしてきた人だったから、会議中に倒れて病院に運ばれて、自分ナシで会社が動いていることにちょっと、いやかなりいらだっている。「お前が私を知ってるってだけで腹が立つ!」が口癖で、病院の医師や看護婦や他の患者さんにいつも怒鳴り散らす。優しさや気遣いといった感情に無縁だったオオヌキは、ある日パコという少女に出会う。毎日毎日同じ絵本を読んでいる彼女は、事故で両親を失い、彼女自身も脳に大きな損傷を受けた為入院していた。パコは夜眠りにつくとその日の出来事をすべて忘れてしまう、昨日のない少女。しかし、何も知らないオオヌキは大事なライターをパコが持っていたことで、彼女が盗んだと誤解し彼女を殴ってしまう…。医師からパコの病状を聞いたオオヌキは、自分の行動を初めて悔やみ生まれて初めて号泣する。そして、パコの為に何かしてあげられないかと思うようになるのだが…

出てくるキャラクターがみな極端。個性が強い。デフォルメがすごい。だから、現実感はない。いかにも、絵本的。そういう点で、子供向けの娯楽映画だと思っていたのだが、その予想は少し外れた。確かに、極端なキャラクターの極端な物語だけど、笑えるし泣ける。キャラクター一人一人にドラマがあるからだろう。時々良い意味で(?)裏切られる展開も面白い。ジェットコースターに乗っていて右に行くと思っていたら左に、いや上に、下に…みたいな感じ。

原作が舞台の脚本というだけあって、確かに舞台でも面白そうだ、と思った。さすがに舞台ではなかなかこういうアニメーションと合体したような演出は無理だろうから、スピード感とかデフォルメ感とかは映画だから出来たってとこがあるかも。

どのキャラクターが好きかと問われると、それぞれに魅力的で面白くて役割があって難しいとこなんだけど、やっぱり上川隆也サン演じる(これも最初気付かなかった…)お医者さん、好きかも。すっごいヘンなんだけど、ちゃんとしてるとこはちゃんとしてる、みたいな。

まあ、出てる役者さん、特殊メークばりのメークで、誰が誰やら…って人も。クレジットとか見て、『えぇ、あの役あの人がやってたんだ!!』と驚くのも面白いかも。

木村カエラが歌う、主題歌の軽快な感じとか、全体の色彩感覚とか展開とか、T.Burton監督の『チャーリーとチョコレート工場』をちょっと髣髴とさせた。

しかし、あんなに泣けるとはねっ!!

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