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お疲れ様な週末

土曜日、スパニッシュイタリアンというジャンルの店で飲んだ。

といっても、私はモレッティ1本とジャスミンティー…。

なんだかんだとお喋りは尽きず、就寝は2時近くに。

で翌日若干のスリルと眠気と闘いつつ、仕事をこなし

休みの今日は、午前中、寝て終わり…。

アートコンテスト搬入までひと月ないのに…

『レタス・フライ』

森博嗣著

講談社文庫

森センセイの短編集。

短編集は嫌いではないし、中には面白いな、と思うものもたくさんあるのだけど、

やっぱり、シリーズのスピンオフのような短編が入ってるから、

読みたいな、読まなくちゃ、って気になる。

この『レタス・フライ』にも、VシリーズやSMシリーズ(Gシリーズかな?)と思われる短編集が入ってる。

Vシリーズと思われる作品には人物名が出てこないけど、シリーズを読んでる人なら分かるハズ。

個人的にはやはり「ラジオの似合う夜」「刀之津診療所の怪」が楽しい。

それ以外だと「砂の街」はなかなか不思議でナンセンスな感じが楽しかった。

「ライ麦畑で増幅して」はもしかしてVシリーズ・・・?と思ったりして。

ここで出される"なぞなぞ"、珍しく分かったのが嬉しかった。

そういえば、関係ないけど、先日今更ながら「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ。

もちろん翻訳。

超有名な本だから、読んでみようかな、と。

この歳で読んでもダメなのかな?

「ホールディングって何様のつもり?」としか思えなかった…

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あーあ

必要なものを買いに行き、

買うつもりのなかったものまで、買ってしまった。

総計金額の五割近くがその予定外の品物が占めている…

これを衝動買いと言わずしてなんと言う?

orz

愛想ない…( 泣)

トイレ掃除のおばさん。

表情が怖い…。

ニコリともしない。

これまでの職場のビルにいた掃除のおばさんの中で

こんなに愛想ないヒトは初めてだ!

無理に愛想よくしろとは言わないが、

もう少し、柔らかい表情でも…。

感謝をこめて「お疲れ様です」と言ってるつもりなんだから、こっちは。

『閉鎖病棟』

帚木蓬生 著

新潮文庫

九州のとある精神病院を舞台にした小説。

"閉鎖病棟"というタイトルではあるが、完全に隔離された病院での出来事を描いているわけでもなかった。

主な登場人物たちがその病院へ来る事になったいきさつの物語と、その後の病院で起こった出来事が描かれている。

作者は精神科の医師だとあとがきで知り、納得。

なんていうか、精神病患者に対する偏見や差別は微塵も感じない文章だった。

精神病院を特別な場所としてとらえているのでなく、日常の連続の中にある病院の一つとして描いていて、"健常者"と"患者"、そういうとらえ方もしていないようだった。

"チュウさん"という年配の患者を中心に描かれていて、彼とよく行動を共にする人々の病院に来るまでのいきさつと、病棟での日常が淡々とつづられる。

このまま、終るのかな?と思いきや、物語終盤にして事件が…。

ミステリーといえば、事件が起こり、謎を解き、解決していくストーリーが一般的だが、

この小説は少し違う。

事件は起こる、が、終盤で、しかも犯人も動機も分かっている。

それでも、否、それだからこそ泣けた。

この小説の面白さは謎解きではない、ということ。

前半、時間の流れが分かりにくかった部分も有るが、後半になるにつれて物語に引き込まれた。

最後は電車にいながら泣いてしまった。

明るい話ではないが、真っ暗な話でもない。イメージとしては、8ミリフィルムで撮った映像のような小説だ。

水無月

六月になりました。

衣替えですね。(とっくにやっちゃったけど…)

関係ないけど、髪を切りました。

ぼさぼさだったので、いい加減どうにかしようと切ってもらったら

さらにぼさぼさになりました…。

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