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『ZOKUDAM』

カッパノベルス

森博嗣著

”Zシリーズ”(?)二作目。

とはいえ、メインのキャラクターは同じだけど、

1作目の『ZOKU』とは設定他いろいろ違う。

スピンオフ…でもないし、なんというかパラレルワールド的な感じ(?)。

ZOKUではヒールだったロミ・品川とケン・十河がだいたい中心でしかも

巨大ロボットのパイロットにして”正義の味方”。

ZOKUの主役だった野乃ちゃんと揖斐くんがなんと破壊をもくろむ敵方(?)。

とはいえ、いわゆる巨大ロボット戦闘モノ、とはちょっと、いやかなり違う。

なにせ、物語はロミとケンがロボットの操縦を覚えるところから(マニュアルを読み込むところから)始まるのだから…。

しかもかなり現実的。

バグやらエラーやら続出。

これは野乃ちゃん側も同じことで、まあなかなか戦闘まで行き着かないこと。

一体何のためのロボット開発なの?

お互いの目的は何?

最初から最後まで疑問はつきることはないが、多分そういう点をあまり気にしないで

読んでいくのが正解だと思う。

一風変わった”ロボットもの”であることは間違いない。

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