『おそろし~三島屋変調百物語事始』
宮部みゆき著
角川書店
江戸で袋物屋を営む叔父の店に奉公している娘おちか。
叔父の趣向で不思議語りの聞き役になったおちかと、
様々な事情を胸に抱えおちかに語りにやってきた人々の物語。
ちょっと前に読売新聞で連載されていたものの前の物語。
新聞で読んでいて、気になって読んでみた。
面白いけど、ちょっと怖い、でも泣ける、そんな時代小説…というか
時代物ファンタジーという印象。
ホラーかもしれない。(そんなに怖くはないが)
面妖な、説明できないような話が目立つけど、
人の心情が、時に重過ぎるほど描かれているので
結構感情移入してしまった。
もう一度、この続きが読みたくなった。
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