『ゴーギャンのノア・ノア〜タヒチ紀行』
解説:長谷川公之
京都書院
…というわけで、早速『ノア・ノア』を借りてみた。
結構様々な体裁のがあるみたいだが、とりあえずこの京都書院アーツコレクションシリーズで。
本の半分以上がゴーギャンの絵や版画や直筆(仏語)。
後半に解説や直筆の部分の訳文。
結果、なるほど『月と六ペンス』は小説だと改めて確認できました。
『ノア・ノア』は当時思ったほど反響がなかったタヒチでの作品を世に出すために
ゴーギャンが仕掛けたタヒチ紀行本のようなものらしい。
だからか、原始的な理想郷のような内容が多く、
実際あったであろう病や生活苦に関しては書かれていないらしい。
ちなみに『ノア・ノア』とはマウイ語で『かぐわしい香り』という意味とのこと。
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