『イン・ザ・プール』
奥田 英朗著
文春文庫
精神科医・伊良部一郎シリーズの1巻。
短編5話収録。
シリーズ2巻目の『空中ブランコ』を先に読んでしまった身からすると
この1巻目は、荒削り、というか、また若干受ける印象が違った。
注射好き伊良部やセクシー(?)看護師・マユミは、まあそのままなんだけども…。
この1冊目だと、なんとなく、「おや、この伊良部という医師は、適当なふりして実は名医なんじゃない?」感がすごく感じられるのだ。
それなら、それで、そういうことなんだ、っていうことで全然良いのだけども。
でも、『空中ブランコ』を読むと、「やっぱり結果オーライか、だよね~(^^;)」…って思うわけだ。
(なんか、伊良部先生はキレ者であってほしいような、ほしくないような…。いや、やっぱり天然ぼんぼん医師であってほしい)
個人的にはシリーズ2冊目の『空中ブランコ』の方が好きかな。
『イン・ザ・プール』の短編の中では、4つ目に収録されているケイタイ依存症?の高校生の話が印象強かった。
「この話と似たような状況のコたち、たくさんいそうだなあ…」って。
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このシリーズ大好きです(*゚▽゚*)
めっちゃ面白いっすよね
投稿: ジョニー・タピア | 2013年4月23日 (火) 06時52分