『鉄道員(ぽっぽや)』
浅田 次郎 著
集英社文庫
なぜ今、こんなベタな作品を?
何故なら、泣ける本を読みたかったから。
浅田作品と言えば、これまで歴史モノしか読んでなかったな~。
映画化された作品も入っているこの文庫、ずっと気になってはいたのだが。
特に表題作の「鉄道員」。
映画は見ていないのだけど、TVでやっていたのをほんの一瞬だけ見て
何故か前後の物語もよく知らないクセに、泣けてしまったという体験がある。
これは原作読んだらきっと号泣ものだろう…と思っていたのだけれど。
この本は8編の短編が入っている。
ちょっとした奇跡の物語だったりもするわけだけど、
きっともう少し年齢が上の男性が読んだ方が泣けるのかなあ、と感じた。
確かに読んでて、たびたび涙腺は刺激されたけれども、
涙を流すまでにはならなかったなあ。
読んでる場所が満員電車というのも良くなかったかもしれない。
ひとりで集中して読んだら号泣したかもしれない?
私的には『鉄道員』と『オリヲン座からの招待状』がやはり良かったかな。
どちらも映画化された作品だ。
『うらぼんえ』のおじいちゃんも良かったなー。
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