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『本当は恐ろしいグリム童話』

桐生 操 著

KKベストセラーズ

出た当時、結構話題になってた本(だと思う)。

読んでみたいと思いつつ、読まずじまいで、

やっとこのたび機会に恵まれ読んでみた。

白雪姫やシンデレラといった誰もが幼いころに一度は読み、

ディズニーアニメなどで親しんでいる有名な童話たち。

子ども向けのおとぎ話と思いきや、実はそうではなかった、ということで

原典をなるべく忠実に記したグリム童話集、といったところか。

当時の風俗や歴史背景などから見る解説も少し載っている。

「白雪姫」「シンデレラ」「カエルの王子様」「青髭」「眠り姫」「ネズの木」

が集録されているが、どれも幼いころから親しんだ物語とは

似て非なる…といった内容だった。

もちろん、基本構成は知ってる物語だったのだが…。

(「ネズの木」という物語については知らなかったな)

なんというか、フロイトじゃあるまいし、だいたいどれも性的なモノの比喩として

主要アイテムが描かれていることが多かったりする。

考えようによっちゃ、なるほどね…と思わなくもないけれど

なんだかちょっと、ショックというか、そうかー、本当はそんな物語だったのか…

って思った。

「眠り姫」は一番意外なストーリーだったし、

「青髭」や「ネズの木」はものすごくグロテスクでびっくりした。

でも、分別のつくオトナになってから読むものとしては、結構面白いかも。

(年端の行かない幼子には絶対すすめたくないなあ)

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コメント

こんにちは
私も一時期「本当にあった~」買ってました(笑)。グリム童話や世界史、日本昔話etc。
色々ある中でアンデルセンはみたこと無かったなぁ~。
こういった類の本は大人になってから読むと面白いですよね。
B級っぽいし(笑)。

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