イギリスBBC制作のTVドラマ『SHERLOCK』。
待望の続編!…が先日BSプレミアムでやっていて録画したのだ。
前作でこの『SHERLOCK』シリーズを知った時、いわゆる原作に思い入れのある私などは
”現代のロンドンにシャーロック・ホームズが居たら…?”というストーリーにかなり懐疑的だったのだが、
とはいえ「シャーロック・ホームズ」という文字を見ると興味を持たずにいられないので
結局見た。で、”全然違うよー”と言いながら、ハマった。
ホームズものとして、というよりはまったく別のドラマとして楽しめたというか。
タイトルは、原作にあるタイトルをもじったようなものになっているけど、
ストーリーは原作とは全然違うと考えた方がいいかも。
主要人物の名は原作に沿ったものが多いので、そのへんで原作を知っていると、”こうするかー…!”とより面白いのかも。
前回の最後はホームズの死というとこで終わったので、原作をなぞるなら、続編ということは
”シャーロック・ホームズの復活”の「空家の怪事件(The Adventure of the Empty House)」になるはず。
で『SHERLOCK』の今回のタイトルは「空の霊柩車(The Empty Hearse)」。
邦題だとピンとこなかったが、原題で納得。ほとんど言葉遊びですね。
ストーリーはいつもの通り、まったく別物。
ただし、原作同様、ホームズはワトソンに内緒で生きてたし、モランという人物が鍵になる。
ホームズがワトソンに再会するシーンで変装するエピソードも、原作にある。
(もっとも、原作は老人、今回はウエイター。原作通りワトソンの診察室に現れた老人が…というのははずれで、原作ファンならそのシーンでおっ♪と思うのでは。)
親友二人の再会シーンも、原作とは全然違うけど、心情的には、この『SHERLOCK』のワトソンの対応の方がわかる気がする。
(原作のワトソンは人が良すぎるのだ。)
私はストーリーもキャラクターも、原作とはまた違った感じなので、新しいドラマとして見ることにしている。
そこで、ちょこっと原作の香りが漂ってくるシーンとかエピソードとかが含まれていたりするのが良いのだ。
ホームズ役は、昔のBBCドラマのジェレミー・ブレッドが私が見た中では一番ぴったりなイメージなのだが、
ちょこっと若い印象のベネディクトの演じる現代のホームズもなんだか好きになってしまった。
次回も楽しみだー♪
自作タイトルは「三の兆候」…?
原題は「The Sign of Tree」…というと原作「The Sign of The Four(四つの署名)」がベース?
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