駆け込み乗車は…
二階から、男の子が転げてきた ―
『重力ピエロ』の冒頭のような書き出しだ(全然違うって…ごめんなさい)。
今日の帰りの乗換駅にて。
いつものことだが、1番ホームから4番ホームへ、乗り換えのため移動する。
ちょうど、帰りの時間帯で、乗り換えの接続がぎりぎりなことがある。
といっても、5分ほど待てば次の電車が来るのだけど。
しかも私の場合は終点まで行く電車でなくてもいいので、3分ほど待てば来るから
走って駆け込んだりはまずしない。
いつものように、のんびり階段を下りていると
案の定、電車の扉が閉まりかけ、一部の人が駆け込んでいる。
さらに、まだ後ろから、バタバタと足音が聞こえると思ったら
悲鳴とも驚愕ともとれる声が聞こえ、バランスを崩した男の子が倒れこんで
メガネやら、ipodやらまきちらしながら、踊り場であおむけに転がった。
幸いなことに、上手に転がって頭を打ちつけるような感じではなかったので
たぶん、痛みより恥ずかしさの方が勝ってただろうなあ…。
でも、かなり豪快に転んだので、一番近くにいた私はすごくびっくりした。
思わず「大丈夫ですか?」と声を掛けたら、
「大丈夫です!」と妙に場違いな元気良い声が帰ってきたので、安心したけれど。
たぶん学生さんと思われる男の子。
階段駆け下り、駆け込み乗車は危ないのでやめましょうね…。
あのタイミングじゃあ、転ばなくても、乗れなかったと思うし。
そうそう、その様子を見ていたおじさんが
「危ないなあ、誰か巻き込まれたらどうするんだ…」とぼそっとつぶやいていた。
あ、そっか。そういう危険もありますね。
おじさんのつぶやき聞くまで、”巻き込まれる”事態を想定してなかったな、全然。
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