『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』
向山 淳子+向山 貴彦 著
たかしま てつお 絵
英会話教室の先生はこちらのカタコトでも言わんとしていることを理解してくれようとしてくれるので
なんとかコミュニケーションが成り立つが、
やはり基本的な文法も勉強してみようかな、と思い
”世界一簡単”のタイトルにひかれて、読んでみた。
英語の教科書みたいな本である。
ベーカリーを営むエドと、エドの焼くブルーベリーパイが大好きなビッグファットキャットの物語を読みながら、
英語の基本的な形を学べるようになっている。
本の中にも書いてあるけど、
これから英語を勉強してみようかな、本を読んでみようかな、という人に向けての
初心者の中の初心者向けという易しい本。
ところどころにイラストもあるので、とても読みやすい。
かといって、全部に日本語訳があるわけではなく、ちょっと分かりづらい単語にのみ訳が書いてあるだけのため
物語を読んで想像するといった読書の楽しみも残してくれている。
準備編、練習編のあとに実践編ということで
”THE BIG FAT CAT”と”THE RED BOOK”というホラーな短編が二作書かれているけど
内容は本当に簡単なので、「あ、英語の物語、読めるじゃん♪」とちょっと自信が持てる(笑)。
英文の読み方のひとつの視点を教えてもらった気がする。
それと、最後の「応用編」にある前置詞(この本では”接着剤”という言い方をしている)の、使い方のイメージは「へえ、なるほどねえ」と思った。
なかなか面白い本でした。
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