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『タロットの迷宮』

小笠原 慧 著

文藝春秋

細密でキレイなカバーイラストとタイトルに惹かれて読んでみたミステリー。

 闇の世界の超大物を逮捕した捜査関係者の一人で、心理捜査官の麻生利津は、組織から狙われる可能性があり、身を隠すように命じられる。

上司から指示されたのは、地方にある医療センターに一介の心理技官として赴任し、

そこで起きた収容者による殺人事件について潜入そうさせよ、というものだった。

その医療センターは、精神的な問題によって重篤な犯罪を犯した犯罪者を、隔離、研究、治療観察する施設であり、

そこでもっとも危険な人物として扱われていた患者・根来が、美しい担当医を殺害、逃亡。

現場には一枚のタロットカードが残されていた。

施設は何重もの鉄扉と暗号ロックシステム、何十台もの防犯カメラで監視しており、

その中を逃亡するのは不可能に思われた。

利津は、内部に手引きした者がいるのではないか、と疑問を持ち、

施設内の人間関係や施設の警備システムについて独自に捜査を進めていくが、

利津が何かを知ってると睨んで近づこうとする人物が次々と殺されてしまう。

現場に残ったタロットカードが示すのは一体何なのか?

やがて、あきらかになる真実と、利津に伸びる組織の手…。

結構重い過去を背負った登場人物が多く、しかも、出てくる人物がすべて疑わしく思えて、利津が大変そう。

しかも、かなりバイオレンスな内容だった。

美人も多いが、妙な人物も多い。

作者は精神科医としても有名な方らしく、専門的な知識は豊富。

医療的な知識だけではなく、タロットカードや、様々な言語が事件解決のヒントとなるのだが、

そのあたりを理解するのが結構難解。

結局、犯人は”もっともそれらしくない人物”というミステリー王道の犯人だったかな、ということで、

難解なタロットの解説や言語が理解できなくても、なんとなく犯人はこの人じゃないかな…と直感できた。

犯人が誰かというより、根来がどうやって逃げたのか、とか、

どういう経緯でこうなったのか、というのが気になって読んでしまう本だった。

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