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『伊藤博文邸の怪事件』

岡田 秀文 著

光文社

明治初期、後の初代総理大臣・伊藤博文邸で殺人事件が発生。

書生の1人が刺殺されたその部屋は、窓には鍵がかかっており、ドアの外には他の書生たちがいて、逃亡不可能な現場であった…。

物語は、新しく書生として伊藤邸を訪れた杉山潤之助の手記という体裁で描かれる。

なので、杉山が見たもの、聞いたものが読者に提供される。

すなわち、彼の主観が入るので、それが正しい情報なのか、杉山の思い込みによる情報なのか、そのあたりを私たち読者が判断するのはなかなか難しい。

杉山の同部屋の、やはり新参者の書生・月輪という男が、なかなか鋭い視点を持った興味深い男(と杉山は書いている)なので、

この二人の応酬は、ホームズとワトソンのように思えてしまうが、これも作者の意図するところか。

犯人は一体誰なのか?動機は?内部犯なのか、外部犯なのか?目的はやはり伊藤公の暗殺なのか?等々、いろいろと謎はある。

途中、軽いどんでん返しがあったあと、大きなどんでん返しで終結。

最後にはちゃんと犯人が事細かく説明してくれるので、消化不良になるようなことはないのでそれは良かった。

もう少し杉山氏が活躍するのかと思ったけど、結果いいように利用された感じもする。

フィクションだと思うが、当時の書生の様子とか伊藤博文公のこととか、ミステリー以外の部分もなかなか興味深かった。

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