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『墨攻』

酒見 賢一著

新潮社

中国史に興味が物凄くある、とか歴史が物凄い好き、というわけではないのだけれど(ちょっとは好き)

先日オススメの酒見作品ということで教えていただいたので、読ませて頂きました。
とはいえ、墨攻とはなんのことやら。

人の名前なのか、王朝名なのか、はたまた中国の故事的な名称なのか?

そんな基礎的知識もないままに読み始めたから、はじめはよく分からなかった。

それでも読んでいくうちになんとなく分かってきた。

墨とは墨子のことで、孔子とか孟子とかそういう思想家の徒のひとり、かな、と(間違っていたらスミマセン)。

で、その墨子の思想を受け継ぐ集団を墨家といい、その集団のひとり・革離という人物について書かれた本だった。

戦う、といっても「弱気を救け、強きを挫く」みたいな墨子の教えだから、

大国・趙に狙われた梁城に派遣された革離のとっても大変な籠城作戦の一部始終を描いたものになっている。

戦に勝つことが目的ではなく、趙が秦との戦に向かうまでどう凌ぐか、が革離の使命。

まったく戦慣れしていない梁の人々に兵器の作り方、扱い方、そして戦い方をイチから伝授しなければならなかった。

墨子の教えは現代の博愛主義に近いのに、作り上げた集団”墨家”は優れた兵器と兵法を持つ、戦のプロ集団。

それなのに、墨家は歴史上からいつの間にか忽然と姿を消してしまったのだという。

墨子の思想は現代において通じるものをすでに作り上げていたところもあったのに。

これぞ、歴史ミステリー。

さて本の内容自体は、籠城戦が本格化していくと結構血なまぐさい感じなのだが、

比較的大きな文字と、読みやすい文章で、最後まで難なく読めたし、面白いと感じることができた。

南伸坊氏の”のほほん”とした挿絵の効果も大きいかも。

Oさま、オススメありがとうございました。

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コメント

面白く呼んでいただいたなら嬉しいです。
この物語は、中国映画になりました。
酒見賢一は面白い本が多いですよ。

>OKCHANさま

こんばんは!
『墨攻』オススメ頂きありがとうございました。
大変読みやすく、興味深く読まさせて頂きました。
映画になったんですか!?
戦モノの映画は苦手ですが、ちょっと興味があるので、さらっとネットで検索でもしてみたいと思います

コメントありがとうございました!

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