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『鬼談百景』

小野 不由美 著

角川文庫

いわゆる”学校七不思議”みたいな(学校だけじゃないけど)、怪談がたくさん(解説によると99話あるらしい)語られている。

1話が長くても3~4ページとかなので、次々読めてしまう。

奇妙なもの、ぞっとするもの、不思議なもの、ちょっと面白いと感じなくもないもの、ほっこりしなくもないもの…

怪談といっても様々なものがあるなあ、と思った。

理由も理屈もはっきりしないし、解明できるようなものではないので、

どうなったの?どうなるの?と気になってしまう話もあるが、

そのなんともすっきりしない感じ、もやもやっとした感じが怪談の怪談たるゆえんなのだろう。

ホラー映画のような身の毛もよだつほど、もの凄く怖いー!…というほどではなかったが
(中には、そういうのもなくはなかったかも)

でもやっぱり、夜中にひとりで想像たくましく読んでたりしたら、ちょっと背後が気になったり、でも振り向けない、そんなことになるかも。

それにしても。

ワタシはミステリーやホラー小説は嫌いではないが、こういう怪談は苦手である。

なんで借りちゃったかな…。

それが一番のミステリー(苦笑)。

面白かったけど。

深夜、慣れない場所で独りでいる時に思い出したくないなあ。

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