もっとも印象に残ったのは”たけピヨ”
表題作はいちばん最後の話だけれど、
どれもタイトルのイメージがぴったりなストーリーだった。
まさに『私(オレ)にチャンスをっ!』。
そんな短編が数話。
こんなはずじゃない、今に見ていろ、チャンスさえあればっ…。
そんな思いを抱く、現状はパッとしない人たちの物語。
つらい思い出や生い立ちの登場人物もいるけど
なんだかラフに描かれているから、読んでて重く感じづらい。
きっとこれから努力が報われるのね!
…と思えるような一歩手前でストーリーは終わってしまうので、
登場人物たちがチャンスをつかんだのかどうか、
彼らが思い描いた人生をつかめるのかは分からない。
でも、どの物語も読み終わって嫌な気持ちはしない。
読みながら、どの登場人物についても
あきらめが悪い奴だな、むいてないんじゃない?、いるいるこういう人…
なんて思いつつ、なんか笑えない自分がいた。
そうそう”あとがき”が作家さん自身によるイラストの”あと描き”で、
こういうイメージなんだ~と面白かった。
『ギブ・ミー・ア・チャンス』
荻原 浩/著
文春文庫
こんばんは!
朝晩は震えがくるほど寒いですが、明日の日曜日は
行楽日和のようですね。
寒いと外に出るのが億劫になりがちですが、やはり
緑のあるところに出ていきましょう。
本を読むのは夜でもできますからねえ・・・。
こちらのお年寄りは、日課のように外で畑作業して
いるせいか、サイボーグのように頑丈です^^;
まあ、お街では人混みで気の休まる場所は少ない
だろうけれど、リラックスできる外の空間を見つけら
れるといいですね。
投稿: たろ | 2020年10月24日 (土) 22時58分
>たろさま
おはよーございます!
予報通り、朝から秋晴れの日曜日です(*´▽`*)
まだ朝は気温が低めですが、日中は暖かくなるのかな?
ちょっと遠くの大きめの公園にでも行こうかな、
なんて思っています♪
コメントありがとうございました~(^^)/
投稿: いぬいか | 2020年10月25日 (日) 08時29分