ゆったり味わいたくなる
陰陽師の最新巻を先日購入。
このシリーズは、なんでか、ゆったりと読みたい作品。
とはいえどんどん読めてしまうから
まずは1回目は普段の読書スピードで読む。
で、落ち着いたところで、心持ちゆっくりと作品をさらに味わうように読む。
博雅の笛の音が染み入るように。
作品世界と同化するように。
今回も平安時代の空気に浸らせてもらいました。
ただ、今回8作収録されているのだけれど、
「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」だけちょっと違う短編。
確かに陰陽師は出てくるが、晴明・博雅シリーズではない。
知らずに読んだ1回目、違和感を感じたので
2回目はこの作品は最後に読んだ。
うん、その方がいいな、って個人的には満足して読み終わった。
暗殺者がつい目的を忘れ聴き惚れてしまい、
天の神々までその調べに集まってくるという、
博雅の笛の音、ワタシもその空間に酔いしれたい…。
『陰陽師 水龍ノ巻』
夢枕 獏 著
文藝春秋
« 昨晩は横に走る稲妻を見てしまった|д゚) | トップページ | あれよ、あれよと »
コメント