チャリング・クロス街84番地
『チャリング・クロス街84番地』
著者: ヘレーン・ハンフ(訳:江藤 淳)
中公文庫
アメリカに住む女性脚本家とイギリスの老舗古書店の店員さんとの往復書簡をまとめたもの。
小説ではなくドキュメンタリーなわけだけど、やりとりがなんだか軽妙で読んでいて楽しい気分になってくる。
女性脚本家ヘレーンの注文する書籍や作家やなんかの名称についてはほとんど知識がないけれど、ヘレーンと古書店の担当フランク氏をはじめとするイギリスの面々とのお手紙のやりとりがなんだかいいのだ。
出てくる書籍などの知識があればもっと違う風にも楽しめるのだろうけど。