青森ドロップキッカーズ

『青森ドロップキッカーズ』
著者:森沢 明夫
小学館文庫
カーリングが主題の小説とのことで、このスポーツについてほとんど知らないまま読んで大丈夫だろうかと不安だったけど、まったく問題なく最初から最後まで楽しめた。”氷上のチェス”といわれるカーリングの奥深さを知れる。でもあくまでカーリングは横軸、というかバックグラウンドというか。主体は愛すべき登場人物たち。森沢作品らしい優しさと温もりに満ちた小説。じわ~っと涙腺緩みました。