コーヒーブルース

『コーヒーブルース』
著者:小路 幸也
文庫 実業之日本社文庫
”ブルース”という音楽ジャンルに関して詳しくないのだけど、なんとなくのイメージで哀愁漂うような渋い小説かな、と想像していたけれど
そういう感じでもなかった。過去の因縁に関わる事件に巻き込まれた喫茶店店主と常連客たちの活躍というか顛末というか。
なんとなく偶然すぎやしないかい?と思った所がないこともなかったけど、終盤急にテンポが速くなってきたときはドキドキハラハラした。
シリーズとしては前後に1作ずつあるらしい。ミステリーなのかは分からないけど機会があったら読んでみたい。
それにしても、丹下さんの作るミートソースがとても美味しそう。