ねじまき鳥クロニクル

『ねじまき鳥クロニクル』
村上 春樹
新潮社文庫
1~3部作の長編小説。村上春樹作品が好きだという方が”コレから入った”とおっしゃっていたので、読んでみた。
…哀しいけれどやっぱりワタシには向かない作家さんかもしれないと思った。
物語は30歳の男性目線で語られる。失業中で雑誌社で働く奥さんの稼ぎで生活しているような状況で、ある日飼い猫がいなくなり、探しているうちに近所の16歳の少女に出会ったり、奥さんの紹介で不思議な女性に相談することになったり、枯れ井戸に入ったり、顔にあざができたり、不思議な夢を見たり、義兄が議員になったり…。戦時中の話があったりして時折とても残酷な描写もあったり。
好みの小説ではないものの、ただ先を読ませてしまうという点について凄いな、とは思った。そして2部の途中で気が付いた。
この不可思議な世界観に共感できる人と出来ない人がいるのかもしれないと。ワタシは残念ながら後者かも。