書楼弔堂 炎昼

『書楼弔堂 炎昼』
京極 夏彦
小学館
シリーズ2作目。
古今東西、頼めば手に入らぬものはないという、およそ外見からは本屋に見えない本屋「弔堂」。
そこを舞台に、歴史に名をはせた人物や後の著名人たちが登場する物語。今作の主人公は、元薩摩武士の厳格な祖父や家柄に辟易しながらも、それに明確に反論するような言葉をしらず、ただ逃げ出すことでしか意思表示ができない自分にもどかしさを感じる塔子。
塔子を通して、歴史上の有名な人物や、のちに名をはせる著名人たちが「弔堂」の博識な主人に語る思いとは。
知っていれば感想も書きやすいのだろうけど、いかんせんよく知らないので感想が難しい。弔堂の主人の言葉も易しいけれど難しい…。